妄想心酔図書館

鍵をなくした日記帳

陽の射さぬ窓の読書

 BOOK・OFFに行くとこれでもかというほど本を買いだめします。好きな作家や気になってる作家などなど。そんな訳で私の家の本棚はとんでもないことになってます。皆ぎっしり。収集癖はあるけど、本は読んでこそ、です。買った当初は読まずワインのようにねかせ、しばらく経ったあとに読みます。なんで自分はこんな素晴らしい作品を読まなかったのかーーっと、仕組んでる自虐心というべきか。

 色んな本を読みますが、著名な人は読みません。最近のナントカ賞のやつとかは。あれはお金出してまで読みたいか?と思うし、図書館でわざわざ借りて読もうとは思わない。その分溜まってる自宅の本を読みたい。

 今日は安部公房の「砂の女」を読みました。途中まではナンダコレと面白く読み進めてたけど、途中から飛ばし読みしちゃった。主人公が置かれた環境にイライラしたというか。もう最後までアンドロイドのように動じず動かず女や村人を困らせてから

砂に埋もれてしまえばいいのに、と思いました。人間のありのままの姿を書いてるんだから、主人公の行動も当たり前だろとは思うけど。

 最後はその砂の家の生活に定着しちゃうendだけど、もっとどんでん返しが欲しかったと感じました。