妄想心酔図書館

鍵をなくした日記帳

銀盤と銀の音符のノスタルジー

  今日はいろんな感情揺さぶる懐かしいに聴き惚れていました。それが遠い昔であればあるほど切なく、遠く、もう手に入らない日々だと思いながら。 わたしが歌の中で重視するのは、やはりリリックです。歌ってる歌手が書いてるとなればまずじっくり眺めてしまいます。最近は無意味でキャッチーな曲が増えていますが、ううーんと思う。それはそれで好きだけど、“歌の表現者”である以上胸打つ様な歌詞が欲しいな、と思うのです。

  小学生の頃、聴いていたのは「BENNIE K」です。彼女達が有名になったのはコカ・コーラのCM「Dreamland」。そのシングルを購入してからというものすっかり彼女達の虜になりました。

  数々のBENNIE Kの曲の中でわたしが1番好きなのは「endless summer」。ミニアルバムで聴いた時から1番好きだ!と思ったけど、PVを見たらもっと好きになった。

 こんなにノスタルジーを感じさせ、涙ぐませる曲は他にないと思う。

 過去、現在、未来と開かれる世界で彼女達は生きる。異星に住む未来の彼女は「現在」の彼女かは分からないけど双方の共通点は月が変わらず在るという事。現在は混み合う道路を走るタクシーに乗り、未来では不在の半透明な電車に乗る。帰宅したのち、地球を見た彼女は「地球の曲」を調べ始めBENNIE Kの曲を聴く。もしかしたらそこで生まれ変わる前の自分を思い出したのかもしれないし、そうでは無いかもしれないんだけど...。上手くリンクすると思うの。

  最後、現在の彼女の呟いた言葉が気になる。回答、解釈が欲しいけど敢えて自分で考え、浮かんだイメージも大事にしたい。

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 なんかうまく言えないけど過去が、未来がどんなに素晴らしく輝いていようとも私達は「今」を精一杯生きるしかない、ということ。ベストを尽くす事は、報われないことや虚しくなるということもある。でも、藻掻いた中で何か煌めく物をを見つけていくしか今の私達は生きていけない、と思う。