妄想心酔図書館

鍵をなくした日記帳

読書

桃いろの骨

各話に“桃”を散りばめた短編集 久世輝彦「桃」 薄闇に光る水晶玉の数珠・腐った桃・水蜜桃など怪しく仄暗い雰囲気漂う小説。濃密な世界に誘われる本書を読んでると脳内が薔薇いろ、桜いろに染まるようなそんな感じ。 明日は春嵐だそうです。緑の風かな。

陽の射さぬ窓の読書

BOOK・OFFに行くとこれでもかというほど本を買いだめします。好きな作家や気になってる作家などなど。そんな訳で私の家の本棚はとんでもないことになってます。皆ぎっしり。収集癖はあるけど、本は読んでこそ、です。買った当初は読まずワインのようにねかせ…

紺碧の読書だより

最近の読書はほとんど佐藤春夫。 「李太白」を一読してからこの作家の虜になってそれからというものこの人の本ばかり読んでる。ブックオフで買い込んだ大量の推理小説があるというのに。 でも今のわたしに必要なのはこの世あらざる幻想。タニス・リーを愛読す…